色面と空間のコンポジション
重なりながら見えかくれする色面とカタチ。
いろいろな角度から違った空間を楽しめる
立体のアートプログラムです。
今日は県内の教育施設で子どもたちと、
臨床美術の立体アートをつくりました。
(これらは試作です)
臨床美術がはじめての子どものみなさん。
今日は抽象画をやるよ、ときいてたみたいで
「抽象画ってどういうものですか?」
ペンとノートをかまえて
熱心に質問してくる子もいました。
秋から連想することや、秋の色はどんな色?
そんなおはなしをしながら色をえらんで。
いろんなぬり方で色をのせてゆきます。
慎重にえらんで自分の世界観を探りながら、
ていねいに色をのせていく子や、
ものすごい勢いとスピードで色を重ねる子。
他の色面との組み合わせを考えたり、
色面に枠をつけてみたり♪
他の人が黒をぬってるのをみて、
自分も黒色をためしてみたり。
他の人が荒々しくぬってるのをみて、
えいっ!ってどんどんぬりはじめる子も。
↑重なる色が増えていって
最初の世界観とは全然ちがう色の世界が
どんどん見えてきました。
みんなウラ返して見てみてー、
ウラには想像してなかった色の景色が!
「わー!」と歓声があがって、
みんな色ぬりにいっそう力が入ります!
そして色ぬりですべてを出し切って、
燃え尽きた子もいました笑
カタチづくりは、試行錯誤しながら、
みんなオンリーワンの形を探ります。
全てを出し切った子からバトンタッチして、
見学だった子が立体づくりに参加。
おもしろい合作になりました。
つくってるうちに動物にみえてきたり、
かなり複雑なカタチにチャレンジしたり、
個性のつまった立体作品ができました!
いろんな角度からみると、
全然ちがう形やイメージがみえてくるのが
立体作品のおもしろいところですね~
秋のイメージからはじまって、
それぞれの人の色や個性が組み合わさって、
新しいカタチの空間が生まれました。
光と一緒に透き通った色たちがのぞきます。
今日はじめて臨床美術を体験してくれた
みなさん。
ダイナミックな作品づくりを一緒に体験して
私もとてもたのしかったです。
どうもありがとうございました !