新春の土とカブ

「今年もみんなにまた会えてうれしいよ!」

みなさんの新年のあいさつの声と共に、

春の七草のひとつであるカブと土を描きました。

五感で感じる臨床美術。
時には実際に食べてみて、
よく味わって描くこともありますが、

これは森永ココアではありません。
絶対に味見しないでください。
これ、その辺の群馬の土だから。

「・・・・土!?」

匂いをかいだり、指でさわったり、
土の水分とかサラサラの感触とか、、
芽吹きの春を待つ土を感じてみます。

土から感じた色を選んでみて。
ただし、土にありがちな、
茶色や黒、黄土色、以外の色でね!

みんな土の色選びに、
「うーーーーーん」と
うなりながら、

選んだ色を混ぜ合わせて、
自分色の土を耕してゆきます♪

いろんな土ができましたね~!

そしていよいよ
カブの登場でございます。
おかゆに入れて食べましたか?

土の時はわいわいムードでしたが、
主役のカブを描きだすと、
シーンと静まりかえって集中の時。

カブの葉っぱも写生を超えて、
それぞれの人が感じ取った、 
色とカタチで彩られてゆきます。

「私のカブってカラフルね!笑」

土の質感もそれぞれの、
土とカブのコラボ作品です^^

・・ってどこかで見たと思ったら、
しっぽがネズミ年とかぶってたんですね!
・・だんだんネズミにも見えてくる不思議。

柔らかさや、ダイナミックさ、
繊細な線や、力強い線など、

土の温かさまで感じる、
華やかなたたずまいのカブたちです。

まっすぐと伸びていく茎を描く人。

折れ曲がっている茎でも、
ありのままを描こうとする人。

十人十色のカブたちから、今日も
みんなの個性があふれ出ていました♪

一緒につくってくれて
ありがとうございました!
今年もよろしくお願いいたします。

臨床美術

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